イーサリアムの最新ロードマップまとめ。次のハードフォーク「コンスタンティノープル」はいつ?

こんにちは。桜井です。

イーサリアムの「メトロポリス」アップデート第一段階、「ビザンチウム」の試験運用が9月18日に始まりました。いよいよハードフォークが目前に迫ってきましたね。

このニュースによれば、フォークは10月17日前後に行われるかもしれないとのこと。(※)

※2017年10月16日、無事に「ビザンチウム」ハードフォークが完了しました。

仮想通貨「イーサリアム(Ethereum)」メトロポリスのハードフォーク延期

テスト実施が発表されたときの値動きはそこそこと言った感じで、個人的には「あれ? こんなもんか」と拍子抜けしたのですが、普通に日本円で5,000円近く急騰しましたし、現在に至るまで、テスト実施以前の安値を下回らずに値段が推移しています。トレーダーの期待が伺える値動きですね。

そもそも、発表されたのはテストの実施であって、ハードフォークではないので、今後に向けてますます注目が高まります。

そんなわけで、今回はイーサリアムのアップデートのロードマップをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ロードマップ

まずはイーサリアムのロードマップを表で示しておきます。

バージョン コードネーム リリース日
0 オリンピック 2015年5月
1 フロンティア 2015年7月30日
2 ホームステッド 2016年3月14日
3(今ここ) メトロポリス(ビザンチウム) 2017年10月16日
3.5 メトロポリス(コンスタンティノープル) 未定
4 セレニティ 未定

過去に行われたアップデート

オリンピック→フロンティア

イーサリアムの構想は2013年後半に生まれ、その後、プログラミング言語はより一般的なものにするなどの練り直しがなされました。

そして2014年には本格的に開発が始まり、同年7月、ビットコインを得る代わりにイーサ(ETH)を支払う形で個人から資金を調達しました。その額は当時のレートで150億円ほどだったといいます。

しばらく開発が進み、2015年5月にはプロトコルがある程度の形を成しました。このときにプレリリースされたバージョンが「オリンピック」です。

オリンピックの状態では、イーサリアムになんらかの問題があったとき、開発者側がブロックチェーンを自由に巻き戻せる状態だったそうです。

そしてオリンピックのリリース後の7月末、ベータ版として技術者向けにリリースされたのが、「フロンティア」でした。テストネット上ではない、正式なブロックチェーンとして稼働を始めたのもこのバージョンからです。

フロンティア→ホームステッド

フロンティアではイーサリアムの基本的な機能は実装されていましたが、安定動作の保証がないことが公式から発表されていました。

しかしその後、致命的なバグが発見されるわけでもなく無事に運用が進み、安定版としてリリースされたのが、イーサリアムの現バージョンである「ホームステッド」です。

このアップデートではバグフィックスの他、取引手数料の増加やセキュリティ強化などを含むプロトコルの変更が行われ、アプリケーション開発の参入も急激に増えました。

ホームステッド→メトロポリス(ビザンチウム)

ホームステッドまでに行われたアップデートはいわばベータ版の状態で、正式なものではありませんでした。

一般向けの正式リリースはここから、すなわち「メトロポリス」からです。

表を見たときに気づいたと思いますが、メトロポリスへのアップデートは「ビザンチウム→コンスタンティノープル」という、二段階のハードフォークを経て行われます。

メトロポリス第一段階であるビザンチウムは、現在テストネット上で試験運用されています。実際のハードフォークの時期は、最初でも書いた通り、今年10月17日前後になるかもしれないとのこと。

しかし、この日にちは一度延期されたあとのもの(延期される前は10月9日の予定だった)で、今後テストネット上で問題があったときは、更に延期される可能性はなくはないです。一応、コードは問題なく動いているそうですが。

ちなみにビザンチウムのリリースによって、

  • zk-SNARKs(ゼロ知識証明)の実装……匿名性の向上
  • デフィカルティボムの遅らせ……マイニング難易度上昇のスピードを遅くする
  • スマートコントラクトの厳格化……プログラムにミスがあるとトランザクションが承認されなくなる

などが実現します。

これから行われるアップデート

メトロポリス(ビザンチウム)→メトロポリス(コンスタンティノープル)

メトロポリスは第二段階であるコンスタンティノープルというハードフォークが行われて、アップデートが完了します。

具体的な時期は明かされてないものの、ビザンチウムの試験運用が始まってることを考えれば、そう遠くない未来だと思われます。

コンスタンティノープルがリリースされることによる改善内容はこんな感じ。

  • セキュリティの強化
  • プログラミングが容易になる
  • トランザクションの軽量化
  • コンセンサスアルゴリズムがPoWとPoSのハイブリッドになる

メトロポリス(コンスタンティノープル)→セレニティ

セレニティがリリースされれば、イーサリアムはいよいよ最終形態に。

PoSへの移行が完了して、アプリケーションの利用も、投機ではない実用的な方面に利用され始めることでしょう。

セレニティのリリースによる細かな改善内容はまだ発表されていないので、「今後に期待」と言ったところですね。

まとめ

今回はイーサリアムのロードマップをまとめて紹介してみました。

それにしても、仮想通貨系の日本ブログやサイトは、「情報が錯綜している感」がありますね。正確な情報を集めるのがなかなか大変でした。

この記事では海外のニュースサイトや、イーサリアム開発者たちのツイッターやGitHub(プログラマーのSNSみたいなやつ)などを参考にして書いたので、正確な情報に近い自信はあります。

余談ですが、イーサリアムのコードネームをそれぞれ日本語に訳すと、

  • Olympic……オリンピック
  • Frontier……未開拓地
  • Homestead……開墾地
  • Metropolis……都市
  • Serenity……平静

となります。

イーサリアムの発展を入植に例えて表現しているのでしょうか? なんか中二病っぽくて、僕は好きです。

オリンピックだけピンとこないですが、もしかしたら、競って高め合うことを、イーサリアムの開発になぞらえたのかもしれませんね。